外来看護課は、約50名のスタッフで25の診療科と腎・透析センター、化学療法室、内視鏡センターを担当しています。
外来スタッフは、子育て中の育児時間取得者(時短勤務)、アルバイトなど様々な勤務形態の看護師で構成されており、勤務時間を工夫しながらワークライフバランスを実現しています。また、緩和ケア、慢性心不全看護の認定看護師、糖尿病療養指導士、消化器内視鏡技師といった専門性の高い看護師が配置されており、それぞれの分野で役割を発揮しています。
患者さんが住み慣れた場所で生活が送れるように、医療、介護、予防、生活支援を地域の関係機関や多職種と連携を図り、必要なケアが継続できるように情報共有や看護介入を積極的におこなっています。
また、医療ケアの必要な児童に対して病院、教育委員会、学校が連携し、安心・安全に学校生活を過ごせるように看護師を派遣し、就学支援をしています。
2020年初頭より新型コロナウィルス感染症の蔓延に伴い、発熱外来や陽性者診察など社会情勢のめまぐるしい変化にも柔軟に対応し、患者さん地域住民の皆さんに必要な看護や支援が提供できるように看護の質の向上に努めています。
HCU看護課は、集中ケアと救急外来の2部門の役割を担っています。内科・外科を問わず、呼吸、循環、その他重篤な急性機能不全の状態にある患者さんを対象に看護を提供しています。
当部署のスタッフメンバーは、1年目からベテランまでそろっており、リソースナースとしてクリティカルケア認定看護師(特定医療行為取得者)1名、救急看護認定看護師1名が在籍しています。集中ケアは多くの知識を必要とします。
そのため、定期的に学習会を行ったり、他職種を交えたカンファレンスを開催したりと様々な病態の患者さんに寄り添える看護を目指し頑張っています。
救急外来では、24時間体制で各診療科の救急患者さんを受け入れています。救急搬入されたその時から、患者さんのゴールを見据えた看護が提供でいるようにスキルアップを目指し日々研鑽しています。プレホスピタルから初療、そしてHCU・病棟・地域へと患者さんをつなぐ看護を実践しています。
手術室では、9つの診療科が手術を行っており、昨年度2,592件の手術を行い、地域を支える病院として緊急手術にも対応しています。
中央材料室では、院内の滅菌器材をすべて中央にまとめ、洗浄から滅菌までを管理しています。看護師は17名で手術室経験1年目から20年までの層の厚いメンバーで構成されています。そして作業補助員1名と中央委託スタッフ8名に支えられ、多くの機能・役割を果たしています。
私たち手術室スタッフは、患者さんがより安心して手術を受けていただけるよう、術前術後訪問を実施しており、患者さん一人一人に寄り添った看護を心がけています。
3階西看護課は、婦人科・小児科・循環器科の混合病棟です。
婦人科は骨盤臓器脱、尿失禁の最新治療に特化しています。
小児科は生後数日から15歳未満の子供を積極的に受け入れをしています。最近ではレスパイト入院の受け入れもしています。
循環器科は狭心症、心筋梗塞、心不全の亜急性から回復期の治療を行っています。
急性期の混合病棟でありそれぞれの特性を認識し専門的な知識を磨くために勉強会も盛んに行っています。他職種とも連携をとりながら、患者・家族様に寄り添った看護の実践をする為に頑張っています。
4階東看護課は、血液内科・脳外科・腎臓内科・糖尿病内科の混合病棟です。
長期に渡り治療が必要な患者さん、生活の場・社会への復帰のためにリハビリに時間を要する患者さん、透析や薬の調整など生活指導が必要な患者さんが入院されている病棟です。
週2回、医師、看護師、リハビリセラピスト、退院支援看護師、医療ソーシャルワーカー、管理栄養士、薬剤師と一緒に、治療方針の確認、各専門職種への相談、退院調整に向けての情報を共有するために、カンファレンスを行なっています。
私達は、優しい気遣いと笑顔を心がけ、風通しの良いチーム医療を目指して日々頑張っています。
4階西看護課は、外科・泌尿器科・消化器内科の混合病棟です。
看護師28名とケアアシスタントを含めて総勢34名のスタッフで協力しています。
産休制度利用者もおり、スタッフの年齢層も幅広く楽しく元気に働いています。
急性期では侵襲の大きな内視鏡的手術はもとより、外科・泌尿器科では周術期・化学療法・終末期看護と多岐にわたる健康レベルの患者さんがいます。
多職種と連携し、入院だけでなく早期に退院できるように支援しています。
笑顔を大切にし一人ひとりの患者さんに寄り添える看護を目指しています。
5階東看護課は、主に整形外科・耳鼻咽喉科の患者さんが入院される急性期病棟です。
整形外科では、脊椎の検査や手術、上下肢・肩などの交通外傷やスポーツ外傷等で緊急入院・手術される患者さんを多く受け入れています。耳鼻咽喉科では、扁桃腺手術や内視鏡下副鼻腔手術などの患者さんを受け入れています。
緊急入院や検査・手術など患者さんが抱える不安や問題に寄り添い、医師をはじめ理学療法士・薬剤師・栄養士・MSW・地域医療機関などと多職種連携を図りながら、入院から退院までサポートしています。
「5階東病棟に入院してよかった」と笑顔で退院していただけるように、笑顔に誠実な心と確かな看護技術が提供できるように日々努力しています。
5階西看護課は、平成26年10月より地域包括ケア病棟として稼働しています。
ポストアキュートとして、急性期を脱した患者様が住み慣れた自宅に帰るため、医師・看護師・理学療法士・管理栄養士・社会福祉士・薬剤師・地域のケアマネジャーや訪問看護師と連携を図りながら支援を行っています。退院前合同カンファレンスや退院前訪問も行っています。
また、サブアキュートとして、糖尿病や眼科などの入院や在宅療養中のレスパイト入院の受入れも行っています。レスパイト入院は、普段の生活により近い状態で入院生活が過ごせるように、受け入れ前に面談を実施し、入院前から多職種間で情報を共有しています。
患者さんの意思を尊重し、元の生活に戻ることを目標に、患者さんの側で「最大限に出来る力」を引き出すよう看護に努めています。
笑顔と優しさを大切にし、患者さんから「ここに入院してよかった」と言っていただけるよう日々努力しています。
6階東看護課は、回復期リハビリテーション病棟として、主に脳血管疾患や大腿骨頸部骨折などの整形外科疾患の急性期治療を終え、医学的・社会的・心理的なサポートが必要な患者さんを対象に、早期の家庭・社会復帰を目的として集中的にリハビリテーションを行っています。
医師・リハビリスタッフ・医療ソーシャルワーカー・管理栄養士・薬剤師などと協力して、それぞれの患者さんに合わせた専門的な支援を行っているほか、患者さんに一番近い存在として、退院後の生活の不安を軽減できるように、食事・更衣・入浴・移動・余暇の時間などの入院生活全ての場面をリハビリテーションとして捉え、社会復帰に向けた援助を行っています。
患者さんには日々笑顔で過ごしていただき、退院後には患者さんが望む社会生活が送れるように、一番身近な存在として寄り添い思いやりのある看護を提供できるよう、日々努力しています。
6階西看護課は、総合内科を中心とした内科系病棟ですが、本年度から、消化器内科患者の受入を開始しています。
スタッフみんなで消化器内科疾患についての学習会を行い、日々研鑽しながら知識・技術の向上に努めています。
また、新型コロナウイルス感染症が5類となった現在も感染防止を怠ることなく、病棟全体で“ワンチーム”をスローガンとして看護の質を高めていけるよう頑張っています。