外来看護課は、25の診療科と腎透析センター、化学療法室、入退院支援を担当しています。
子育て世代が中心ですが、ベテラン看護師や認定看護師をはじめ、糖尿病療養指導士、内視鏡技師、慢性腎臓病療養指導看護師といった専門性の高い看護師も多く配置されています。仕事と家庭の両立が出来るよう、皆で協力しながらワークライフバランスを大切に働くとともに、患者さんが安全で安心できる質の高い看護が提供できるよう、研修会等に積極的に参加するなど自己研鑽に励むよう努力しています。
地域医療支援病院の外来として、外来看護師に求められる役割は多様化しています。外来通院されている患者さんが安心して療養できるよう、病棟や地域のケアマネジャーや訪問看護ステーションと連携し、継続看護が行われるよう情報共有に取り組んでいます。
また、医師・看護師・ドクターズアシスタント・事務員・薬剤師・栄養士など院内の他職種と連携をとりながら、温かくお迎えできるよう心がけています。
HCUでは内科・外科を問わず、呼吸・循環、その他重篤な急性機能不全の状態にある患者を対象に看護を提供しています。
当部署のスタッフメンバーは、1年目からベテランまでがそろっており、リソースナースとして集中ケア認定看護師1名、救急看護認定看護師1名が在籍しています。集中ケアは、多くの知識を必要とします。
そのため、定期的に学習会をおこなったり、他職種を交えたカンファレンスを開催したりと様々な病態の患者様に寄り添える看護を目指しがんばっています。
救急外来では、24時間体制で各診療科の救急患者さんを受け入れています。救急搬入されたその時から、患者さんのゴールを見据えた看護が提供できるように、スキルアップを目指し日々研鑽しています。
また、救急隊の病院実習や研修会などを通して救急救命士とも顔の見える関係性を築き、プレホスピタルから初療、そしてHCU・病棟・地域へと患者さんを繋ぐ看護を実践しています。
手術室では、9つの診療科が手術を行っており、昨年度は3113件の手術を行い、地域を支える病院として緊急手術にも対応しています。中央材料室では、院内の滅菌器材をすべて中央にまとめ、洗浄から滅菌までを管理しています。
看護師は17名、手術室経験1年目から18年目までの層の厚いメンバーで構成されています。そして作業補助員2名と中材委託スタッフ8名に支えられ、多くの機能・役割を果たしています。
医療・看護が絶えず進歩している中で、私たちのスキルアップも欠かせません。平成29年度に手術室クリニカルラダーを作成し、これを活用することで目標が明確になり、目標達成に向けて支援し合えるようになりました。また、業務の合間を利用して、ミニ勉強会を開催したり、皆で研修に出かけ新しいことにチャレンジしたりしています。昨年度からよりよい医療・看護への取り組みとして術前説明、術前訪問・術後訪問を行い、患者さんが安心して手術を受けられるように、手術・麻酔に関連した細かな注意点などについて個別にご説明しています。
患者さんに信頼され「ここで手術をしてよかった」と思っていただけるよう、笑顔とやさしさを大切にし、確かな看護技術を提供できるよう日々努力しています。
私たちの病棟は、婦人科・小児科・眼科の混合病棟です。婦人科は骨盤臓器脱、尿失禁の最新治療に特化しています。小児科は生後数日から15歳未満の子どもを積極的に受け入れしています。最近では、レスパイト入院の受け入れもしています。眼科は、白内障、硝子体の手術と角膜移植もしています。
0歳~100歳までのあらゆる年代の患者さんが入院されていて赤ちゃんの泣き声あり笑いありの明るい病棟です。スタッフの年齢層も若年から中年までと幅広い世代が優しさをモットーに仲良く楽しく元気いっぱいに働いています。
4階東看護課は、血液内科・腎臓内科・糖尿病内科・脳神経外科の混合病棟です。
患者さんが安心して入院生活を送れるよう、他職種と密に連携を図りながら、患者さん中心の思いやりある看護を心がけています。混合病棟であるため、緊急入院や手術が多く多忙な病棟ですが、楽しく活気にあふれている病棟です。
脳卒中リハビリテーション看護認定看護師も所属しており、看護の質の向上に取り組んでいます。
4階西病棟は、外科・泌尿器科・消化器内科の混合病棟です。
看護師29名とケアアシスタントを含めて総勢33名のスタッフで協力しています。
産休制度利用者もおり、スタッフの年齢層も幅広く楽しく元気に働いています。
急性期では侵襲の大きな内視鏡的手術はもとより、外科・泌尿器科では周術期・化学療法・終末期看護と多岐にわたる健康レベルの患者さんがいます。
多職種と連携し、入院だけでなく早期に退院できるように支援しています。
笑顔を大切にし一人ひとりの患者さんに寄り添える看護を目指しています。
5階東看護課は、主に整形外科・耳鼻咽喉科の患者さんが入院される急性期病棟です。
整形外科では、脊椎の検査や手術、上下肢・肩などの交通外傷やスポーツ外傷等で緊急入院・手術される患者さんを多く受け入れています。耳鼻咽喉科では、扁桃腺手術や内視鏡下副鼻腔手術などの患者さんを受け入れています。
緊急入院や検査・手術など患者さんが抱える不安や問題に寄り添い、医師をはじめ理学療法士・薬剤師・栄養士・MSW・地域医療機関などと多職種連携を図りながら、入院から退院までサポートしています。
「5階東病棟に入院してよかった」と笑顔で退院していただけるように、笑顔に誠実な心と確かな看護技術が提供できるように日々努力しています。
5階西病棟は、平成26年10月より地域包括ケア病棟として稼働し3年が経過しました。
急性期を脱した患者さんが住み慣れた自宅に帰るために、医師・看護師・理学療法士・栄養士・薬剤師・MSW・地域のケアマネージャーや訪問看護師と連携を図りながら支援を行っています。
退院前合同カンファレンスや退院前後訪問を積極的に行い、平成28年度の退院前後訪問は10件実施しました。患者さんの意思を尊重し元の生活に戻ることを目標に、患者さんの側で「最大限に出来る力」を引き出すよう看護に努めています。
また、糖尿病の教育入院や在宅療養中のレスパイト入院の受入れも積極的に行っています。笑顔とやさしさを大切にし、患者さんから「ここに入院してよかった」と言って頂けるよう日々努力しています。
6階東病棟は、平成31年2月1日より回復期リハビリテーション病棟として稼働しています。主に脳血管疾患や大腿骨頚部骨折などで急性期を経て、まだ医学的・社会的・心理的なサポートが必要な患者さんを対象に、早期の家庭・社会復帰を目的として集中的にリハビリテーションを行っています。
医師・リハビリスタッフ・医療ソーシャルワーカー(MSW)などと協力してそれぞれの患者さんに合わせた専門的な支援を行っているほか、患者さんに一番近い存在として、自宅に帰った後も自信を持って生活していけるよう、食事・更衣・移動・会話・入浴など生活のすべての場面をリハビリテーションとして捉え、自宅・社会復帰に向けた援助を行っています。
今後も患者さんが笑顔で自宅に帰るために、患者さんの不安に寄り添うあたたかい看護を提供できるよう、日々努力しています。
6階西看護課は、循環器内科・消化器内科・血液内科の混合病棟です。
循環器内科では、自主的にBLS学習会を開催し、急変時にも慌てず対応できるように自己研鑽を行っています。また2名の慢性心不全認定看護師を中心に、患者様の治療やその後の生活に合わせて継続的な看護が行えるように関わっています。
消化器内科・血液内科では、内視鏡治療や化学療法など様々な治療を受ける患者様が安心して治療が継続できるよう支援しています。
私たち看護師は、入院生活だけでなく退院後の生活にも着目し、早期退院に向けた関わりを多職種と連携しながら日々尽力しています。
また、一人ひとりの患者様に寄り添い、安全で安心できる看護の提供を目指しています。